九州鍼の会 第7回例会報告

九州鍼の会第7回例会は、平成29年10月29日に開催しました。

  1. [病證学研究]『医方大成論』講読5 寒
    六淫の寒邪による病證の病機と症状についてでした。とても短い文書でしたが、ここから中風と中寒の比較、実脈(実数と実遅)の治療のついても考察しました。
  2. [経絡治療基礎]
    基礎実技を中心として、糸状灸と小児の施術、各会員の症例報告など議論しました。

次回は、11月中旬から下旬の土日となります。会員には個別連絡、新規参加者は直接メールして下さい。

短期集中講座の趣旨

[本講座の趣旨]
2000年以降、鍼灸教育機関の増加にともない、鍼灸を志す学生の数も、鍼灸師の数も飛躍的に増加する傾向にあります。しかし、初学者であれ、ある程度臨床経験を積んだ鍼灸師であれ、学校や大学の通常のカリキュラムをこなしただけでは、鍼灸について何をどのように学べばよいのか、どのように治療をすれば臨床らしくなるのか、いったい何が本当の伝統鍼灸や伝統医学であるのか、ということついて、全く知ることができないのではないのでしょうか。
本講座は、日本鍼灸研究会(代表 篠原孝市)が、1988年以来、毎年開催している初学者のための“基礎講座”であり、古典的鍼灸の技術・理論、および古典文献の基本的読解法の修得を目的としています。
本講座で学ぶ内容は正統的な伝承を経た経絡治療であり、これに基づく施術の技術は、主に撚鍼法を主体とした接触鍼、散鍼、そして痕の残らない点灸や知熱灸、古典を土台とする脈状診を駆使した脈診である人迎気口診と六部定位診が中心となります。講義においては臨床で重要な五蔵論、外邪論、選経選穴論や病證論、そして知っておかなくてはならない文献学の概要、ならびに中国と日本の研究法から新たに起こした古典の読解法などについて学ぶことになります。