九州鍼の会 第34回例会報告

日時:2020年4月23日(日) 10:00〜15:30
内容:下記の内容となります。
[臨床検討]中国鍼灸学会「COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン(第2版)」に対する検討(症状・脈状・治法の記載から想像する経絡治療が対応しうる病態把握と予防法の検討)
[特別補講]「古典鍼灸概説要旨」補注と講義
[古典講読]『素問』講読(十六)・金匱真言論篇第四 第四節
[文献紹介]「鍼の会雑誌」第56号
[文献紹介]「医道の日本」連載「臨床に活かす古典」№91~93『明堂』その1~その3
[臨床実技]鍼の持ち方、押手、刺手の上下動、肩の散鍼の順序と方向

短期集中講座の趣旨

[本講座の趣旨]
2000年以降、鍼灸教育機関の増加にともない、鍼灸を志す学生の数も、鍼灸師の数も飛躍的に増加する傾向にあります。しかし、初学者であれ、ある程度臨床経験を積んだ鍼灸師であれ、学校や大学の通常のカリキュラムをこなしただけでは、鍼灸について何をどのように学べばよいのか、どのように治療をすれば臨床らしくなるのか、いったい何が本当の伝統鍼灸や伝統医学であるのか、ということついて、全く知ることができないのではないのでしょうか。
本講座は、日本鍼灸研究会(代表 篠原孝市)が、1988年以来、毎年開催している初学者のための“基礎講座”であり、古典的鍼灸の技術・理論、および古典文献の基本的読解法の修得を目的としています。
本講座で学ぶ内容は正統的な伝承を経た経絡治療であり、これに基づく施術の技術は、主に撚鍼法を主体とした接触鍼、散鍼、そして痕の残らない点灸や知熱灸、古典を土台とする脈状診を駆使した脈診である人迎気口診と六部定位診が中心となります。講義においては臨床で重要な五蔵論、外邪論、選経選穴論や病證論、そして知っておかなくてはならない文献学の概要、ならびに中国と日本の研究法から新たに起こした古典の読解法などについて学ぶことになります。