関西鍼の会 第273回例会報告

日時:2020年5月10日(日) 13:30~17:30
場所:三条囲碁サロン
内容:今回は午前の部と午後の部に分けられます。
《午前の部》
  • 医道の日本「臨床に活かす古典」№94 『明堂』その4
  • 『黄帝内経素問』平人気象論講義(第二章~第三章)
《午後の部》
  • [文献講読]『続名家灸撰』86 附録4 第百二十七章(灸疔瘡法)改訂版
  • [文献講読]黄龍祥著「扁鵲醫籍辨佚拼接」講読④
  • [経穴研究]「魚際」の位置と「魚」と「散脈」
  • [臨床検討]中医学の五藏病證の比較(経絡治療の病證と比較する全段階として成立順序と記載内容の確認)
  • [症例検討]「不安症状」
  • [臨床検討]ツボの選び方(問診・病證ごとの選経選穴など)

【6月開催の講座予定】
 2020年5月21日現在、下記は予定通り開催いたします。

短期集中講座の趣旨

[本講座の趣旨]
2000年以降、鍼灸教育機関の増加にともない、鍼灸を志す学生の数も、鍼灸師の数も飛躍的に増加する傾向にあります。しかし、初学者であれ、ある程度臨床経験を積んだ鍼灸師であれ、学校や大学の通常のカリキュラムをこなしただけでは、鍼灸について何をどのように学べばよいのか、どのように治療をすれば臨床らしくなるのか、いったい何が本当の伝統鍼灸や伝統医学であるのか、ということついて、全く知ることができないのではないのでしょうか。
本講座は、日本鍼灸研究会(代表 篠原孝市)が、1988年以来、毎年開催している初学者のための“基礎講座”であり、古典的鍼灸の技術・理論、および古典文献の基本的読解法の修得を目的としています。
本講座で学ぶ内容は正統的な伝承を経た経絡治療であり、これに基づく施術の技術は、主に撚鍼法を主体とした接触鍼、散鍼、そして痕の残らない点灸や知熱灸、古典を土台とする脈状診を駆使した脈診である人迎気口診と六部定位診が中心となります。講義においては臨床で重要な五蔵論、外邪論、選経選穴論や病證論、そして知っておかなくてはならない文献学の概要、ならびに中国と日本の研究法から新たに起こした古典の読解法などについて学ぶことになります。