九州鍼の会 第22回月例会

2019年1月19日(日)は、九州鍼の会第22回月例会でした。
今回の内容は、以下となります。

    1. [原典講読]『黄帝内経素問』講読(8)生気通天論第三(1)
    2. [臨床文献講読]『脈状診を学ぶ為の基礎と臨床』講読 第5回臨床セミナー
    3. [文献紹介]『医道の日本』2019年1月号連載「臨床に活かす古典」№80 内経その1、
    4. [文献紹介]『鍼の会雑誌』第42号

今回からやっと生気通天論第三に進みます。王冰、楊上善、張介賓だけでなく、多紀元簡(『素問識』)、多紀元堅(『素問紹識』、森立之(『素問攷注』)にも注目して読んでいくことになります。

『脈状診を学ぶ為の基礎と臨床』の講読も今回で5回目になります。今回は、頭痛とその分類、風熱と補瀉などが主な内容となります。

今回は篠原孝市著「臨床に活かす古典」№80 内経(その1)は、『素問』と関係するため、内容を補足しながらの紹介となりました。1970年代の東京においては丸山昌朗、藤木俊郎、柴崎保三が講読を行っていたそうです。1990年代では、関西地方でも篠原孝市、小寺敏子の講読会がありました。現在でも日本鍼灸研究会代表・篠原孝市の『素問』勉強会は、大阪府鍼灸師会にて継続中であり、既に著至教論第七十五まで進んでいます。

次回の九州鍼の会は、2月16日(日)午後15:00~18:00までとなります。