関西鍼の会 第265回例会報告

日時:2019年9月8日(日) 13:30~17:30
場所:菅北福祉会館

  • [文献紹介①]中国中医科学院中国医史文献研究所・成都文物考古研究院・荊州文物保護中心著「四川成都天回漢墓医簡整理簡報」(雑誌「文物」2017年12月号)
  • [文献紹介②]黄龍祥著「老官山出土簡脈書簡解読」(雑誌「中国針灸」2018年1月第38巻第1期)
  • [文献紹介③]黄龍祥著「扁鵲医学特徴」(雑誌「中国中医基礎医学雑誌」2015年2月第21巻第2期)
  • [論文講読①]韓紹康著「五兪穴に対する認識とその運用」(雑誌「中医臨床」第2巻2号・1981年6月
  • [論文講読②]井上雅文著「要穴の臨床応用とその問題点」(『鍼灸師の医学を目指して』2009年・医道の日本社刊)
  • [論文講読③]井上雅文著「病証と臨床」(『鍼灸師の医学を目指して』2009年・医道の日本社刊)
  • 『続名家灸撰』83 附録1・雷火神鍼(改訂)
  • 岡部系経絡治療の治療研究2
  • 『万病回春』講義31(積聚)

【来月開催の講座予定】

短期集中基礎講座の趣旨

[本講座の趣旨]
2000年以降、鍼灸教育機関の増加にともない、鍼灸を志す学生の数も、鍼灸師の数も飛躍的に増加する傾向にあります。しかし、初学者であれ、ある程度臨床経験を積んだ鍼灸師であれ、学校や大学の通常のカリキュラムをこなしただけでは、鍼灸について何をどのように学べばよいのか、どのように治療をすれば臨床らしくなるのか、いったい何が本当の伝統鍼灸や伝統医学であるのか、ということついて、全く知ることができないのではないのでしょうか。
本講座は、日本鍼灸研究会(代表 篠原孝市)が、1988年以来、毎年開催している初学者のための“基礎講座”であり、古典的鍼灸の技術・理論、および古典文献の基本的読解法の修得を目的としています。
本講座で学ぶ内容は正統的な伝承を経た経絡治療であり、これに基づく施術の技術は、主に撚鍼法を主体とした接触鍼、散鍼、そして痕の残らない点灸や知熱灸、古典を土台とする脈状診を駆使した脈診である人迎気口診と六部定位診が中心となります。講義においては臨床で重要な五蔵論、外邪論、選経選穴論や病證論、そして知っておかなくてはならない文献学の概要、ならびに中国と日本の研究法から新たに起こした古典の読解法などについて学ぶことになります。