九州鍼の会 第15回月例会

2018年6月16日(土)、九州鍼の会第15回月例会を行います。今回の内容は、以下となります。

    1. [臨床文献講読]『脈状診を学ぶための基礎と臨床』講読(1)
    2. [医史文献学]金元明の鍼灸と医学書
    3. [経絡治療基礎]…鍼法(背部と腰部の散鍼)と脈法(浮沈と滑濇)

今回は、古典の講読ではなく、井上系経絡治療の臨床講義録を他書と比較して、臨床の基本的な考え方や病證学、病態把握の仕方を立体的に考えてみるという試みを行ってみます。

『脈状診を学ぶための基礎と臨床』は、河内照実先生により序文から第一回までを入力していただき、内容の要約を行いました。

次回の九州鍼の会は、7月14日(土)午後となります。度々変則的でご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

短期集中基礎講座の趣旨

[本講座の趣旨]
2000年以降、鍼灸教育機関の増加にともない、鍼灸を志す学生の数も、鍼灸師の数も飛躍的に増加する傾向にあります。しかし、初学者であれ、ある程度臨床経験を積んだ鍼灸師であれ、学校や大学の通常のカリキュラムをこなしただけでは、鍼灸について何をどのように学べばよいのか、どのように治療をすれば臨床らしくなるのか、いったい何が本当の伝統鍼灸や伝統医学であるのか、ということついて、全く知ることができないのではないのでしょうか。
本講座は、日本鍼灸研究会(代表 篠原孝市)が、1988年以来、毎年開催している初学者のための“基礎講座”であり、古典的鍼灸の技術・理論、および古典文献の基本的読解法の修得を目的としています。
本講座で学ぶ内容は正統的な伝承を経た経絡治療であり、これに基づく施術の技術は、主に撚鍼法を主体とした接触鍼、散鍼、そして痕の残らない点灸や知熱灸、古典を土台とする脈状診を駆使した脈診である人迎気口診と六部定位診が中心となります。講義においては臨床で重要な五蔵論、外邪論、選経選穴論や病證論、そして知っておかなくてはならない文献学の概要、ならびに中国と日本の研究法から新たに起こした古典の読解法などについて学ぶことになります。