九州鍼の会 第14回月例会

2018年5月19日(土)、九州鍼の会第14回月例会を開催しました。今回の内容は、以下となります。

    1. [原典講読]『甲乙経』講読(六)巻之一・五藏六府官第四
    2. [経絡治療基礎]鍼法の基礎実技(散鍼・接触鍼)
    3. [文献紹介]『医道の日本』連載「臨床に活かす古典」、『鍼の会雑誌』

今回の『甲乙経』講読では、『霊枢』五閲五使篇第三十七、脈度篇第十七、『素問』陰陽応象大論第五との比較が必要となります。『甲乙経』の構成は、やや『黄帝内経』を読むには、分散と欠落があるように感じることがあります。講読していてもやや『素問』の方が人気があるように感じます。冒頭から読むと『明堂』まではかなりかかりそうです。
秋からは再度、『素問』の講読を予定しておりますので、ご期待ください。

次回の九州鍼の会は、6月16日(日)午前10時からです。

短期集中基礎講座の趣旨

[本講座の趣旨]
2000年以降、鍼灸教育機関の増加にともない、鍼灸を志す学生の数も、鍼灸師の数も飛躍的に増加する傾向にあります。しかし、初学者であれ、ある程度臨床経験を積んだ鍼灸師であれ、学校や大学の通常のカリキュラムをこなしただけでは、鍼灸について何をどのように学べばよいのか、どのように治療をすれば臨床らしくなるのか、いったい何が本当の伝統鍼灸や伝統医学であるのか、ということついて、全く知ることができないのではないのでしょうか。
本講座は、日本鍼灸研究会(代表 篠原孝市)が、1988年以来、毎年開催している初学者のための“基礎講座”であり、古典的鍼灸の技術・理論、および古典文献の基本的読解法の修得を目的としています。
本講座で学ぶ内容は正統的な伝承を経た経絡治療であり、これに基づく施術の技術は、主に撚鍼法を主体とした接触鍼、散鍼、そして痕の残らない点灸や知熱灸、古典を土台とする脈状診を駆使した脈診である人迎気口診と六部定位診が中心となります。講義においては臨床で重要な五蔵論、外邪論、選経選穴論や病證論、そして知っておかなくてはならない文献学の概要、ならびに中国と日本の研究法から新たに起こした古典の読解法などについて学ぶことになります。